こんにちは、2Yです。
今回は、前回紹介したマイクの種類からもう一つ先に進んだ「マイクの指向性」について解説していこうと思います。
まだマイクの種類を見てない方は先にそちらを見ていただけるとより理解が深まります。
「そもそも指向性ってなんなの?」「これ知って何になるの?」と思われる方もいるかもしれません。
ただ、指向性の話はマイク選びの上でマイクの種類と同じくらい重要になります。
「これからマイク選びをする」「違うマイクを探している」方はぜひ参考にしてください。
そもそも指向性とは?
そもそも指向性ってなに?って思われますよね。
指向性とは、マイクそれぞれが持つ特性の一つで、どのくらいマイクが音を拾うかの方向性と範囲を表したものです。
凄い極端な例を出すと、
携帯で通話した時に、イヤホンマイクで通話するのと、スピーカーで通話するのではスピーカーの方が後ろの雑音を多く拾っている感じがしませんか?
これはスピーカーの方が指向性が高いからなんですね。
マイクによって、1方向の音を集音するのに特化したものであったり、全方向に音を集音できるように特化したものなどいくつか種類があるということです。
このように指向性というのはそれぞれのマイクで違い、自分が求める用途のマイクを選ぶことが大切になります。
指向性の種類
指向性は大きく「単一指向性」「無指向性」「双指向性」に分けられます。
ダイナミックマイク、コンデンサーマイクどちらにも、これらの特性を持ったマイクが存在するので、混在しないようにしましょう。
単一指向性のマイクは、主に1方向の音を集音するのに特化したマイクになります。
楽器に使われたり、MCが持つなど一番多く目にすることが多いマイクです。
単一指向性マイクは3種類に分類されます。
●カーディオイド
一番オーソドックスなマイクで、1方向だけ集中的に音を狙います。
楽器に立てたり、ボーカルで使うマイクはこれが多かったりします。
1方向に特化しているので、ハウリング(「キーン」となるノイズ)が起こりにくいです。
配信者やVtuberを目指す方が買うならこのタイプがおすすめです。
●スーパーカーディオイド
名前の通りカーディオイドよりももう少し1方向の録れる角度が狭くなります。
狙いたい方向に特化している分、周りの音は入りにくいわけです。
ただ、狙いたい方向の逆側にも少し集音性があるのも特徴です。
テレビの音声さんがよく使うガンマイクはこれにあたります。
●ハイパーカーディオイド
スーパーカーディオイドと狙いたい方向の集音性は同じくらいですが、その反対側の音をより多く集音します。
指向性が高いためよりマイクを丁寧に向けることが必要になります。
私自身はあまり見かけることが少ないマイクだったりします。
無指向性のマイクは、名前の通り指向性がないので全てを均等に集音することに特化しています。
テレビで演者に使われるピンマイクはこのタイプが多かったりします。
無指向なので、言わば1つの音を狙って録ることができません。
なので1人で配信したりする方にはあまり向かないマイクになるでしょう。
双指向性のマイクは、狙いたい方向の前後を均等に集音するのに特化しています。
双指向性だけのマイクというよりかは、他の指向性と切り替えられるものが多いです。
1つのマイクで2人向かい合って集音したいときに役立ちます。
配信者の場合は、あまり使用用途がないかもしれません。
結論:指向性まとめ
結論言うと、個人的な配信者におすすめの指向性は単一指向性の一択です。
その中でもカーディオイドがいいのかなと私的には思います。
指向性の誤ったマイクを買ってしまうと、想像以上にいらないノイズを拾ってしまったり、ボイスチャットを繋いでいた相手の声を音漏れで拾ってしまったなどというトラブルを起こしかねません。
現に私もヘッドホンの音漏れで、相手の声が相手に返ってしまってトラブルを起こした経験があります。
自分だけでなく、ボイスチャットを繋いでたり、配信していたりすると相手にも影響を及ぼしてしまうので、慎重にマイク選びをしましょう。
この記事が何か参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
まだお読みいただいてない方は、ぜひ前回のマイクの種類も合わせてお読みください!
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